農家になった理由

こんにちは。はまのうかです。

今回は私が専業農家になった理由を書いていこうと思います。

 

私は元々代々専業農家をしている家に生まれました。

祖父母、両親ともに会社員を経験したのち農業を継いで専業農家になっています。

小さい頃は祖父母がやっていたことをお手伝いしていたことはありましたが、継ぐかどうかは全く考えていませんでした。

 

中学生くらいの頃、親父がそれまで働いていた会社を辞めて農業に従事するようになりました。その際も自分が後に農業をするかどうかは全く考えていませんでした。祖父母、両親ともにやってほしいとの希望も言われたことがなく、好きにやればいいという家庭でしたので大学進学により県外に行くことになりました。

その当時、航海士を目指していた自分は、航海士免許を取ることができる大学へ進み4年半大学で勉強していました。就職時、航海士としての道も考え入社試験を受けましたが希望の会社へ入社することは出来ず、縁があって造船会社へ就職することになりました。その会社では大学卒業からずっと働いていて約15年働いていました。その間、同僚、上司には恵まれていたかなと思います。その当時の仲間とは今も親交が続いています。

15年も働いているとある程度責任ある立場になり管理する立場になっっていくもので自分も役職付きになり部下が付き、管理職となっていました。ただ、いわゆる中間管理職で上司の管理職と部下や関係者との間を取り持つようになり次第にそれがストレスとなっていきました。上司、さらにその上の役職者からの指示をこなし、部下へ指示を出し結果を出さないといけないと思うようになり、出社すること自体にストレスを抱えるようになったため今の生活を一度見直すようになりました。

 

会社員で働くメリットは働く時間が決まっていること、給料が決まっていて残業等によりさらに多くもらえることもあること、会社で健康保険に加入できること、給料天引き等で積立、厚生年金があること、源泉徴収で自分で確定申告する必要がないことなどがあります。正直自営業となるまでは厚生年金や確定申告などは全く考えていない状態でした。自営業となり始めて直面し国民健康保険がこれほど高いとは思っていなかったし確定申告も苦戦しました。

それらメリットはあったものの、


では何のために働いているのかと考えたときに自分が生活するため、食料品、他の物を買うためしかありませんでした。それなら今の仕事でないといけない理由はありません。そう考え退職を決意しました。退職の少し前から投資を始めました。この時は老後2000万円問題などで漠然と自分の将来への不安があり、何か始めたいと思っていたためとりあえずと思い投資信託をはじめ、しばらく放置していました。

 

退職に際し今後どうするかと考えたときに実家を思い出し農業の道へ進むこととしました。農業に従事してから約10か月とまだまだ始めたばかりですが以前よりストレスも軽減され新しく始めたこともいくつかあり、充実しています。

 

誰もが生活するためにはお金が必要でそのために働いているわけですがそれで自分がストレスを感じ、どうにもならないと思ったときは一度立ち止まり休憩する、考える時間が必要だと思います。自分の人生を有意義に過ごしていきましょう。